新幹線に大宮からSuicaだけで乗車した【タッチでGo!新幹線】

雑談

新幹線にSuicaだけで乗車

JR東日本では首都圏に近いエリアに限りSuicaだけで新幹線に乗れるサービス「タッチでGo!新幹線」を提供しています。詳しくはJR東日本のタッチでGoについてのページを御覧ください。

「タッチでGo!新幹線」とは | タッチでGo!新幹線:JR東日本
チケットレスで新幹線自由席に乗れる「タッチでGo!新幹線」のサービスエリアや、利用可能な交通系ICカードなどをご紹介します。

簡単に言うと、「JRの東日本の首都圏に近いエリアの新幹線はSuicaで利用できます」というサービスです。なおSuica以外にも交通系ICカードであれば何でも利用できますが、以下では便宜上Suicaとします。

実際に「新宿→大宮→(新幹線)→小山→玉戸」というルートをタッチでGoを使って乗車してみたので、レビューや感想や注意点を書いていきます。

注意
この記事は2019/10/01の消費増税前に書かれた記事なので、金額は現在と異なります。

実際に使ってみた

利用登録

タッチでGoを使うには事前に利用登録をする必要があります。利用登録と言っても難しいわけではなく、JRの自動券売機やチャージ専用機で操作をするだけです。

詳しい登録方法はJR東日本の公式ページに載っています。

ご利用方法 | タッチでGo!新幹線:JR東日本
チケットレスで新幹線自由席に乗れる「タッチでGo!新幹線」のご利用方法をご紹介します。

実際に乗車

新宿から在来線に乗車

まずはJRの改札から利用登録をしたSuicaを使って入ります。今回は新宿駅という新幹線停車駅ではない駅ですが、新宿駅改札から入っても問題なく使用できました。新宿駅 南口

新宿-大宮間は在来線を使って移動します。大宮についたら降車し、新幹線改札へと向かいます。

大宮で新幹線に乗車

ここで通常であれば乗車券と特急券を新幹線改札に通すところですが、今回は新幹線改札にSuicaをタッチするだけです!自動改札

本当に新幹線改札をSuicaで通過できるのかと疑っていましたが、何の問題なく通過できました。感覚としては異なる鉄道会社間の連絡改札を通過するのと同じです。

その後は新幹線に乗って小山まで向かいます。話はそれますが、E5系の色とか形はカッコいいですねぇ。E5系新幹線

小山で新幹線を降車

乗ってきた新幹線を見送ったあとは小山駅の新幹線改札へと向かいます。そして新幹線改札でSuicaをタッチすれば改札を通過できます。自動改札

タッチしたあとに料金表示を見ると、大宮-小山間の料金「1950円」が引かれているのが確認できます。

この1950円というのは運賃+特急料金を合算したものです。注意点で後述しますが、小山駅の新幹線改札で1950円が引かれるというのがタッチでGoのポイントです。

小山から在来線に乗り換え

その後は小山で在来線の水戸線に乗り換えて玉戸を目指します。そして玉戸で改札を通れば到着です!

使ってみた感想

一番大きな感想としては「便利で早い!!!」に尽きます。今まで新幹線に乗る場合はみどりの窓口や券売機で「乗車券+特急券」という2つの切符を買う必要がありました。しかしタッチでGo対応エリアであれば、他路線へ乗り換えるかのようにSuicaをタッチするだけで新幹線に乗ることが出来ます。

急いでいるときや混雑時に切符を買うこと無く新幹線に乗れるというのは非常に便利でありがたいです。

注意点

便利なタッチでGoですが、いくつか注意点があります。

運賃計算がやや複雑

タッチでGoのほうが高い場合

通常の新幹線利用なら運賃+特急料金を考えればいいだけですが、タッチでGoでは運賃計算が複雑です。

今回の乗車では「新宿→大宮→(新幹線)→小山→玉戸」というルートをたどりました。このように乗車区間の一部で新幹線を使用する場合は注意が必要です。

通常の乗車であれば、「新宿-玉戸間の乗車券」+「大宮-小山間の特急券」の料金が必要となります。

しかし、タッチでGoの場合は違う駅の改札を通るごとに運賃計算が打ち切られています。具体的に言うと「新宿-大宮間の乗車券」、「大宮-小山間の乗車券+特急券」、「小山-玉戸間の乗車券」という3つの区間に区切られて料金計算が行われます。

ゆえに通常の乗車時であれば「2,640円」で済むところが、11円高い「2,651円」かかってしまいました… まだ11円なので我慢できますが、駅によっては数百円異なることもあります。

例えば玉戸駅の隣の下館駅を利用する場合だと通常料金が「2,640円」に対し、タッチでGoでは98円高い「2,738円」かかってしまいます。同様に玉戸駅の少し前の結城駅を利用する場合は通常料金は「2,470円」なのに対し、タッチでGoでは139円高い「2,609円」がかかってしまいます。

このようにタッチでGoのほうが高くなってしまいます。JRの運賃は長距離乗るほど1kmあたりの運賃は安くなりますが、タッチでGoでは距離の計算が打ち切られてしまう点、初乗り運賃が加算される点などの影響でこの結果になったのでしょう。

タッチでGoのほうが安い場合

逆に東京-宇都宮間のように、乗車区間=新幹線区間となる場合は基本的にタッチでGoの方が安くなります。東京-宇都宮間では通常料金が「4,410円」に対し、タッチでGoは200円安い「4,210円」となります。

こちらは在来線に乗る区間が無いため、運賃計算の打ち切りが発生せずにタッチでGoのほうが安くなっています。

公式の料金案内や乗り換えアプリで事前に確認を

上記の2項目から分かるように、在来線区間を挟む場合は通常料金の方が安く、新幹線のみの利用の場合はタッチでGoのほうが安い傾向があります。とは言え絶対にそうとも言い切れない状況なので、事前に確認することをおすすめします。

在来線区間を乗り継ぐ場合はJR東日本のサイトで運賃のシミュレーションができます。こちらを用いて事前に計算しておきましょう。

https://www.touch-fare-jreast.jp/

このサイトや乗り換えアプリを使って事前に計算しておくことをおすすめします。

東海道新幹線は非対応

「タッチでGo」はあくまでJR東日本のサービスとなります。そのためJR東海が運営する東海道新幹線では使用できません。新横浜や熱海などを利用する場合は切符を買うかスマートEXを使うしかないです。

こればっかりは会社が違うので仕方がないですね。

まとめ

タッチでGo」は在来線に乗るかのように新幹線に乗ることができて非常に便利です。でも運賃の計算が面倒なのがマイナスポイントですね。

特に急いでいるときにはオススメできるサービスだと思います。是非使ってみて下さい。

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